昨日あった嫌なこと

道で大学生くらいの見知らぬ男性二人組からすれ違いざまに

「おいデブ」と声をかけられた。
無言で通り過ぎると後ろから「無視かよ」と吐き捨てる声が聞こえた。
道は狭いわけでもなく、肩がぶつかったわけでもない。
何の迷惑もかけていない。
見ず知らずの人間に、嫌なことをされたわけでもないのに
なぜ突然罵倒を投げかけられるのかその神経がわからない。
なぜ人生の一瞬横を通り過ぎただけの人物を貶さなければならない?

こういった通り過ぎざまの罵倒は非常に卑劣だしせこい。
言われた方が何かを言い返そうとすれば
お前に言ったのではない、そんなことは言っていないと
はぐらかすのがとても容易な上、安易に誰でも傷つけることができる。
反応した方の負けだ。
だからこちらはとても悔しく、やり場のない怒りに苛まれる。

気にしすぎ、幻聴、本当に誰か別の人間を相手に言っていた。
このことを話して第三者からそう言われたら

こちらは本当にやりきれない。

デブにデブと呼びかけるのは悪口ではないと思っているのだろうか?
それならば彼らは頭の悪さを指摘しても怒ったりしないのだろうか?

西早稲田の駅に近かったこともあって彼らは

早稲田大学の学生かもしれない。だとしたら
お勉強はできるようですがお前は見ず知らずの他人に

言って良いことかどうかの判断ができない程度の頭しか

持ち合わせていないんですね。という気持ちだ。

「おい」「デブ」「無視かよ」
どれを取り上げても失礼極まりない。

きちんと躾けてもらえなかったのだろうか?
人格を疑う。

ただこういったことは初めてではない。

ずっとデブで生きてきたのでよくある。
高校時代にも電車で一人座っていると男子学生グループに

「デブ退け」と罵られたことがある。
車内の誰も助けてくれないのはわかっていたので何も言わず、
けれども絶対に退くものかと座り続けたがその間、
発露できない怒りで読んでいた文庫本を持つ手が震えた。

まさか社会人になってもこんな経験をするとは思わなかったし、
大学生くらいの年齢になってこういう愚かしいことを言う人間が

いるとは想像もしなかった。

今までこういうことをしてきたのは二人組以上の男性だし
私は毎度一人で行動している時にこういう目に遭う。
二人以上になると気が大きくなる気持ちはわかる。
しかしこちらからすれば非常に情けないと思わざるをえないし、
心底なぜそんなことをするのか理解できない。

今まで女性からは一度もこういったことをされた経験が一度もないので
男性に対してばかり不信感が募る。
そんな人ばかりじゃないよと言われたことで簡単には信じられない。